【システム開発】SOA・SoE・SoR・SoIの違いは説明できますか?
AIやRPAの隆盛に伴ってシステム開発の様々な用語を頻繁に耳にしますが、
言葉をちゃんと理解できているか不安だったので纏めてみました。
SOA・SoE・SoI・SoRの違いってわかりますか?
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SOAとは
SOAとは(Service Oriented Architecture)の略です。
サービス指向アーキテクチャとも言われています。
簡単に説明すると「既存のシステムや機能を一つのサービスと考えて、それらを繋ぎ合わせて全体のシステムを構築する考え方」です。
つまるところ物や商品ではなくて思想なんですね。
詳しい説明はIBMさんが纏めている以下の説明が分かりやすいです。
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SoE SoR とは
SoEとは(Systems of Engagement)の略で、
「繋がりのシステム」なんて言われてます。
消費者や顧客や社内等の人々を、システムが繋げることを指しています。
一般的なスマホアプリなんかがそうで、
アプリを通じて顧客と企業がサービスのやり取りができる仕組みの事ですね。
SoRとは(Systems of Record )の略で、
「記録のためのシステム」と言われてます。
こちらは企業内に閉じた基幹系のシステムをイメージすると分かりやすいです。
似たような考え方に見えますが、システム利用の対象が違います。
SoEの場合は利用者(顧客側)であるのに対して、
SoRの場合は運用者(企業側)です。
「 誰を対象にしているシステムか」を考えると区別ができますね。
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SoIとは
SoI(Systems of Insight)の略で、「知見のためのシステム」なんて言われます。
既存のシステムを利用して高付加価値を生み出すことができるシステムですね。
流行りの情報プラットフォーム系のシステムはこれに分類されると思います。
以下のリンクがわかりやすいです。
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まとめ
自分は以下のように理解しました。
SoAは「個々のシステムを上手く繋ぎ合わせて全体最適を実現する」考え方
SoEは「顧客と企業を結びつける」システム
SoRは「企業内部の業務を実現する」システム
SoIは「既存の仕組みから高度な情報・価値を提供する」システム
なんとなく分かっていても言葉にするのは難しいですね。
ご指摘あったら教えてください。