【若手向け】「ペイできるのか」とは費用対効果を考えろという事!
いわゆる大企業に入社した筆者ですが、
入社してしばらくすると現場の色んな非効率に気付きます。
何かを改善するのが大好きなためすぐに上司にこれやりましょう、これ作りましょう、と色んな相談をしますが、まず最初に聞かれるのは決まって
「それってペイできるの?」の一言です。
最初のうちは何言ってんだこいつ(LINE PAY?APPLE PAY?どの決済手段のこと言ってんだこいつ)と思っていましたが、
自分がお客さんへの提案書を書くようになると、今まで言われていた事が分かるようになりました。
「ペイできるって」どういう事なのかを書いてみます。
「ペイできるのか」は「費用対効果があるのか」と聞かれている
例えば自社の業務があんまりにもイケてないので、200万円で流行りのRPAを導入して自動化させたいシーンを考えてみます。
当然上司に「ペイできるのか」って聞かれますね。
前提は以下とします
- RPAの導入200万円はランニングコストで毎月発生
- イケてない業務は毎月の月末1週間に4人が毎日作業して終わる業務(SIerではこれを4人かける5日で20人日(1人月の作業)なんて言われます。)
この時に確認しないといけないのは、
作業の自動化によって100万円分が回収できるかという点です。
1人月の作業ということは(時限制は無視)
=1人が1ヶ月毎日頑張れば終わる
=1人雇用すればOK
というロジックです。
つまり、イケてない業務は1人雇用する(約100万円)すれば事足りそうです。
比較してみると
「RPAのランニングは200万円」ー「1人雇用する(100万円)」
=ー100万円
となりこれは投資したお金を回収できずむしろマイナスが発生します。
つまりこれは「費用対効果がない」=「ペイできない」訳で、上司からは非効率だけどイケてない業務を頑張ってと心なく断られてしまいます。
分かり辛い例だったかもしれませんがこの例は、会社で働く上で常に持たないといけない視点です。
何故ならビジネスの仕組みとして、
費用対効果という目線は常にあるからです。
筆者もお客さん向けの提案を考える時に死ぬ程上司に叩き込まれました。
- 何かを自動化したい
- 何かをシステム化したい
- 何かをツールを作りたい
このような作業(コスト)が発生するものには、「ペイできるのか」を常に考える癖を持っておくと、
費用対効果を常に考えられるサラリーマンになり周りの人と一歩差を付けられますよ!
ではまた。